よくある質問faq

仕様と工法について

金型を使わずにどうやって成型するのですか?

当社の成型の特長は、高価な金型を使用しないことにあります。ホームページ内の製造工程を見ていただければご理解いただけると思いますが、まずは制作したいものをマスターモデル型として手作りもしくは切削加工などで1つ制作します。
そして、そのマスターモデルから液状のシリコーンゴムで型取りをし、硬化したシリコーンゴムからマスターモデルを取り外したものが直接の成型型となります。


シリコーンゴム型はいつまでも使えるのですか?

シリコーンゴム型は消耗品です。形状によって成型耐久個数は違いますが、おおむね30~60回の成型で新しいシリコーンゴム型に作り替えます。
したがって、シリコーンゴム型製作費は形の残る資産とはならないので、当社では、あらかじめ成型耐久個数を想定して、製品価格に割り振って償却しています。
ただし、成型耐久個数以下のシリコーンゴム型であっても、制作後2~3カ月以上経過している場合には、経時変化によりシリコーンゴム型が使えないこともありますので、その場合には新たにシリコーンゴム型を制作し直します。


平均的なサイズはどれくらいでしょうか?

オーダーメイドとさせていただいていますので、サイズはさまざまです。
最大成型サイズは、900×900×600(H)mm以内で、かつ成型品の体積が20L(リッター)程度までとなります。
ただし、形状によってはこの限りではありませんので、大型品の成型の場合にはあらかじめご相談ください。


何個くらいから制作できるのでしょうか?

基本的に最小ロットは設けておりませんが、安価とはいえ型の製作が必要となりますので、数十個以上の成型品が多いです。経済ロットとしては、お客さまの使用目的等にもよりますが50個以上~1,000個未満とお考えください。


成型材料にはいろいろな材料があるようですが、どのように使い分けるのでしょうか?

硬質ウレタン成型は、大別すると発泡成型と無発泡成型に分かれます。
その違いは文字通り発泡させているか、発泡させていないかの違いです。
特に重量の指定などがない場合には、当社にて効率の良い成型方法をご提案させていただきます。


主にどんな用途に使われていますか?

店頭のPOP・ディスプレイ・医療機器・検査機器などの外装カバー部品、照明枠・装飾品・建築用内装・外装部材・仏具・時計枠など、無限の用途がありますので、まずは加工品例をご覧ください。


変わった使い方はありますか?

用途・応用はお客さま次第です。当社がご紹介した用途以外にもたくさんの応用ができると思います。お客さまのアイデアをお持ちいただければ、当社の技術と経験でアイデア実現へのお手伝いができると考えています。


原料着色はできませんか?

原則として原料着色の対応はしていません。
塗装による二次加工で着色をします。


色のパターンを変えることは可能でしょうか?

可能です。例えば、同じひとつの型で成型した後に、塗装による二次加工で着色を変えて製品バリエーションを増やすことができます。


シルク印刷やホットスタンプはできますか?

どちらも可能です。シルク印刷の場合は、印刷目が平面であることが条件です。
ホットスタンプの場合は、凸部分に対するラバー押しのみが可能です。
どちらも印刷部分周辺に印刷面より高い部分があると印刷できないこともあります。


どの程度の細かな表現が可能ですか?

シリコーンゴムで型取りを行うので、繊細な表面状態まで再現できます。ただし、凸文字などの場合あまり小さくしすぎると潰れてしまったり、樹脂が充填しきれないこともありますので、できる限りデザイン段階で事前に担当までご相談ください。